ANAマイルで国内線の特典航空券を探しても取れない・見つけれない理由って何が原因なのか分からないくらい難易度が高くて困っている人が多いことが分かりました。
例えば、2023年の夏休みに羽田⇔沖縄の特典航空券を調べるとこの状態…。
…(途中省略)
画像を見てお分かりのとおり「満席状態」です…。
東京発がダメなら、大阪、名古屋、神戸と調べても同じように満席状態で頭を抱えながら「せっかくANAマイルを貯めたのに使えないじゃないか」と憤りを感じていると思います。
「沖縄だから…」と思う人が多いと思いますが、繁忙期・大型連休・年末年始はどの路線も同じ状況です。
本記事では、ANA特典航空券が取れない理由(国内線)の原因と対策方法を誰が見ても分かるように書きました。
また、記事の最後には、ANAマイルを貯めている人に教えたい極秘マイルの存在について書いているので見逃さないように読んで得した気分で明日から「極秘マイルを貯める」に挑戦していただきたいです。
私は、極秘マイルの貯め方を実践し、2022年、2023年の夏の大繁忙期の沖縄旅行を誰よりも早く獲得することができました。
実際の証拠画像も本記事では貼り付けているので、是非、最後まで読んでくださいね。
ANA特典航空券が取れない理由(国内線)
ANA特典航空券が取れない理由(国内線)は下記の通り。
- 上級会員の存在
- 繁忙期・人気路線を狙っている
- 計画が遅い
前提条件としてなんとなく分かっていると思いますが空席数は圧倒的に「有償予約>マイル」に設定されています。
100席ある飛行機の場合、感覚でいうと80:20くらいの割合だと思いながら、日々、空席がないか探し続けているため、空席があったら「ラッキー」程度の気持ちで探すのが基本ですね。
原因①:ANA上級会員の存在
ANA特典航空券が取れない理由(国内線)の一つ目が「上級会員」の存在が大きいことです。
ANAに限らず、他の航空会社でも存在する上級会員の特典の1つとしてマイルを使った特典航空券を通常の会員よりも数日早く獲得できるルールが存在します。
ステータスによって、優先販売の順番が異なるため、人気の路線は売り切れ状態になってしまう可能性がほとんどです。
例えば、2023年6月26日(日)~2023年10月28日(土)の搭乗分の予約は各日程で優先的に販売が開始されていました。
対象となるお客様 | 販売日 | 時間 |
「ダイヤモンドサービス」メンバー | 2023年1月24日(火) | 9:30 |
上記以外のプレミアムメンバー、 スーパーフライヤーズ会員 | 2023年1月24日(火) | 11:00 |
ANAカード会員、 ANAマイレージクラブ モバイルプラス会員 | 2023年1月25日(水) | 13:00 |
ANAマイレージクラブ会員 (一般会員) | 2023年1月26日(木) | 15:00 |
修行でANA上級会員取得はおすすめしない
マリオット同様に飛行機界隈でもステータスを獲得するためだけに飛行機に乗るだけの飛行機修行が存在します。
過去に私も飛行機修行を行いSFC修行を目指そうと思いましたが、下記のシミュレーションをした結果、ホテル修行の方がお得と判断しました。
- 飛行機に乗る回数 < ホテルに泊まる回数
- 飛行機の特典 < ホテルの特典
もし、SFC会員を目指す修行を行う予定の人はまずはホテル修行を行い、修行先のホテルの質を高める方をまずはおすすめします。
原因②:繁忙期・人気路線を狙っている
ANA特典航空券が取れない理由(国内線)の二つ目が「繁忙期・人気路線を狙っている」からです。
先ほどもご説明しましたが、特典航空券の販売は優先販売が存在しており、人気路線は上級会員同士でも殴り合いながら獲得するレベルです。
開始時間になると、電話の待ち時間も1時間待ちは当たり前、ホームページもアクセスが多く重たい・サーバーダウン等も発生する時も多いです。
繁忙期・連休・年末年始を狙っている
繁忙期・連休・年末年始は誰もが狙うためライバルが多いので難しいのは間違いありません。
- 春休み
- GW
- 夏休み
- 冬休み
- 年末年始
上級会員なら戦えますが、一般会員は厳しいかもしれません。
人気路線を狙っている
人気路線は、航空券の運賃も高く設定されている場合が多いため、憧れの場所に行くためにコツコツとマイルを貯める人が多く獲得はとても難しいです。
2014年とちょっと古い情報ですが、ANAが発表した「ANA国内線人気路線ランキング」は以下の結果となりました。
やはり、今も昔も王道路線が人気になっていますね。
- 札幌
- 沖縄
- 福岡
実際、上記の人気路線の特典航空券は、予約開放日にすぐに売り切れ状態になっています。
原因③:計画が遅い
ANA特典航空券が取れない理由(国内線)の三つ目が「計画が遅い」です。
有償で支払う航空券と、マイルで獲得する特典航空券の席数は50:50の設定ではないため、旅行計画が遅くなれば遅くなるほどマイルで獲得できる特典航空券の座席はなくなります。
キャンセル覚悟で予約
ANAマイルで特典航空券のキャンセルを行う場合、1区間あたり3,000ANAマイルの手数料が必要になります。
「自分が希望する特典航空券の空きがあるが、その日に旅行に行けるか分からない」
そんな場合でも、とりあえずキャンセル覚悟で獲得することをおすすめします。
色々な理由を言って有給を取得すれば良いのです…。とりあえず予約をして、あとのことは後から考えましょう。
ANA特典航空券が取れない(国内線)の対策方法
ANA特典航空券が取れない(国内線)の対策方法は以下の通り。
- ANA SKYコインに交換
- 予約開始日にスタンバイ
- 繁忙期・週末を避ける
対策①:ANA SKYコインに交換
ANA特典航空券が取れない(国内線)の対策方法の1つ目として「ANA SKYコインに交換」があります。
重複してしまいますが、有償と特典航空券の座席数は圧倒的に有償の方が多いため、マイルを使って特典航空券を発券するのはとても難しいです。
そこで、ANAマイルを ANA SKYコインに交換し、航空券の支払いの一部をSKYコインを使うことによって、ANAの上級会員と戦う必要がなくなります。
なぜなら、有償の場合、ANAの国内線なら「今日から355日後までの航空券が予約できる」からです。
特典航空券の開放日前に有償で座席を購入してしまえば良いということです。
ANA SKYコインに交換
ANAマイルからANA SKYコインの交換は、保有しているステータスやANAカードの種類によって交換率が1.2倍~1.7倍変動します。
自分はどれくらいの交換率なのかはANA公式サイトでシミュレーションが行えます。
私の場合、ANAの一般カード会員なので50,000ANAマイルを交換すると1.5倍になり、75,000ANA SKYコイン(75,000円相当)になることが分かりました。
ANA SKYコインの使い方
ANA SKYコインの使い方は、航空券購入時の支払で利用するANA SKYコインを指定することで利用可能です。
対策②:予約開始日にスタンバイ
ANA特典航空券が取れない(国内線)の対策方法の2つ目として「予約開始日にスタンバイ」があります。
特典航空券の獲得率をあげるためには、やはり、開始時間同時に電話で予約する、ANA公式サイトで予約することをおすすめします。
予約変更で目的の航空券確保
ANAのマイルを使って新規で特典航空券を発券する場合、下記の手順で確定まで行います。
- 片道・往復の航路を選択
- 対象の人を指定
- 予約する
上記の手順が必要ですが、予約開始時間までの下記の操作を行っておきます。
- ログイン
- 希望変更日の路線を選択
- 変更したい日を確定前にしておく
予約開始時間になった瞬間に変更作業を行うと、新規で取得する人よりも操作の時間の差で早く取れる可能性が高いです。
- 希望する特典航空券が取れない場合、結果的にキャンセルしてしまうリスクを考えておきましょう。
対策③:繁忙期・連休・年末年始を避ける
ANA特典航空券が取れない(国内線)の対策方法の3つ目として「繁忙期・週末を避ける」があります。
人気路線であっても、繁忙期・連休・年末年始を避ければ簡単に特典航空券の獲得が可能です。
沖縄の場合、夏休みは人気ですが、9月、10月の比較的落ち着いた時は狙いやすくなっています。
9月、10月の沖縄の海は入れないと思われがちですが、沖縄のビーチの遊泳期間は10月末まで続いていますし、天気が良いと30℃を超える日も多いため余裕で泳げます。
夏の沖縄は、観光客も多いため、ごちゃごちゃしている雰囲気がありますが、少し時期をずらすだけでスムーズな観光を実現することが可能です。
対策④:旅行日近くに再検索
ANA特典航空券が取れない(国内線)の対策方法の3つ目として「旅行日近くに再検索」があります。
予約する人がいれば、キャンセルや変更する人も出てきますし、ANAも想像したよりも予約が入らない場合は、特典航空券の席数を増やすこともあります。
予約希望日7日前くらいからキャンセルや変更する人が多くみられるため、時間に余裕がある人は再建策をしてみるのも良いと思います。
ANA特典航空券が取れない(国内線)人に教えるUAマイルの存在
ANAの国内線の特典航空券が取れない人は、今あるマイルを使いきったあとは「ユナイテッド航空のマイル(UAマイル)」を貯める方法をおすすめします。
- ANAの特典航空券が獲得可能
- マイル有効期限が存在しない
- キャンセル・変更手数料なし
- 燃油サーチャージ料金がかからない
- 友達・家族に使える
- ANAの上級会員より予約開始日が早い
1.ANAの特典航空券が獲得可能
ユナイテッドマイル(UAマイル)がなぜ注目されているのかというとANAを含めたスターアライアンスに加盟している特典航空券が発券可能だからです。
スターアライアンスとは?
スターアライアンス (英: Star Alliance) は、1997年5月14日に設立された、世界初で世界最大の航空連合。就航国は190カ国余り、1,300以上の空港に達し、1日当たりの便数は21,000便を超える。日本の航空会社としては全日本空輸(ANA)が加入している。
引用元:wikipedia
加盟している航空会社は下記の画像の通り。
ユナイテッドマイルを貯めれば、ANAはもちろん、その他のスターアライアンスに加盟している航空会社の特典航空券が発券できます。
下記の画像は、ユナイテッドマイルを使ってANAの特典航空券を確保している画像です。
同じように、ANAマイルを使ってユナイテッド航空の特典航空券を発券することも可能です。
まずは、自社のマイルを使えば、スターアライアンスに加盟している航空会社の特典航空券が発券できることを頭の片隅に覚えておきましょう。
2.マイル有効期限が存在しない
ユナイテッドのマイルの有効期限は無期限となっています。
ポイ活で人気のマイルと言えば下記のマイルですが、有効期限は36ヶ月です。
日本人が貯めているマイルの有効期限
- ANAマイル:36ヶ月
- JALマイル:36ヶ月
- ソラシドエアマイル:36ヶ月
- ユナイテッドマイル:無期限
有名なマイルのほとんどは有効期限が定められいますが、無期限だと無理矢理使い終わらせる必要がなくなります。
3.キャンセル・変更手数料なし
マイルを使って特典航空券を発券したあと、キャンセルをする場合、ANAとJALでは手数料必要なのですが、下記の通りユナイテッドマイルは2023年1月1日から手数料無料で手続きが可能です。
変更やキャンセルに必要な手数料
- ANAマイル:1区間3,000ANAマイル
- JALマイル:1区間3,100円
- ソラシドエアマイル:搭乗20分前まで無料
- ユナイテッドマイル:無料
ユナイテッド航空の場合、特典航空券の変更やキャンセルはオンラインの操作で行えば無料です。
手数料 | 一般会員 | プレミアムシルバー | プレミアゴールド | プレミアプラチナ | プレミア1K |
---|---|---|---|---|---|
ユナイテッド予約センターへのお電話によるマイレージプラス特典航空券の予約手数料(出発日にかかわらず適用) | 25米ドル | 25米ドル | 25米ドル | 無料 | 無料 |
変更またはキャンセル | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
4.燃油サーチャージ料金が不要
ANAマイルでハワイに行こうと思った場合、国際線のため燃油サーチャージ料金を含む手数料がかかってしまいます。
成田⇔ハワイの場合、どれくらいの手数料がかかるのかを調べてみると、
マイルの差が17,800マイルありますが、下記の表の通り燃油サーチャージ料金が激安です。
項目 | ANA | ユナイテッド |
---|---|---|
必要マイル数 | 40,000ANAマイル | 57,800UAマイル |
手数料 | 75,380円 | 6,780円 |
マイルは多少かかりますが、後から詳しく説明する「ユナイテッド航空のマイルの貯め方」を見て頂けば特に問題ないと思っていただいても良いと思います。
我が家の場合、大人2名、子供2名の家族なので4人で予約した場合、手数料は下記の通り膨れ上がります。
項目 | ANA | ユナイテッド | 差 |
---|---|---|---|
1人で予約した場合の手数料 | 75,380円 | 6,780円 | 68,600円 |
2人で予約した場合の手数料 | 150,760円 | 13,560円 | 137,200円 |
3人で予約した場合の手数料 | 226,140円 | 20,340円 | 205,800円 |
4人で予約した場合の手数料 | 301,520円 | 27,120円 | 274,400円 |
昔以上にハワイに行くだけでかなりのお金が吹っ飛ぶと思っていた方は、ユナイテッドの特典航空券を利用すれば燃油サーチャージ料金がかからないですよ。
5.友達・家族に使える
ANAの場合、二親等以内であれば自分のマイルを使って特典航空券が発券できます。
ユナイテッドの特典航空券は、ANAと違って二親等以内等々の条件がなく、誰にでもユナイテッドマイルを使うことが可能です。
6.ANAの上級会員より予約開始日が早い
ANAマイルで特典航空券を発券したい場合、下記の予約期間内で発券が可能です。
- 1月下旬予約開始:3月~10月の予約が可能
- 8月下旬予約開始:10月~3月の予約が可能
2022年10月30日(日)から2023年3月25日(土)ご搭乗分の「国内線特典航空券」「いっしょにマイル割」の予約・販売については以下の通り予約開始日が決まりました。
対象 | 販売日時 |
「ダイヤモンドサービス」メンバー | 2022年8月28日(日)9:30~ |
上記以外のプレミアムメンバー、スーパーフライヤーズ会員 | 2022年8月28日(日)11:00~ |
ANAカード会員、 ANAマイレージクラブ モバイルプラス会員 | 2022年8月29日(月)13:00~ |
ユナイテッドの特典航空券なら330日前から可能
ユナイテッド航空の予約は、旅行日の330日前から予約が可能です。
本記事を執筆している日は2022年1月12日。
ANAのマイルを使って特典航空券を発券しようとした場合、年末の特典航空券が発券不可能なのですが、ユナイテッド航空の特典航空券であれば獲得が可能です。
現在、2023年5月以降の特典航空券は発券不可能となっています。
ユナイテッド航空の特典航空券はマイレージ会員にならなくても検索が可能なので、是非、一度、検索してみてください(ユナイテッド航空公式サイトはこちら)。
旅客施設利用料はANAもユナイテッドも同じ
ユナイテッド航空のマイルを使って特典航空券を発券した場合、手数料が多く取られるのでは?と思う方もいると思います。
実は、手数料は同じです。
画像を見て気づいた人も多いと思います。
実は、ANAマイルよりもユナイテッドマイルの方が少ないマイルで特典航空券が発券できてしまいます。
- ANAの特典航空券:15,000マイル
- ユナイテッドの特典航空券:10,000マイル
上記の通り、5,000マイルもお得に発券が可能です。
【注目】UAマイルを貯める方法
今まで説明して、UAマイルを貯めたい人は下記の記事をご覧ください。
まとめ|ANA特典航空券が取れないから卒業しよう
ANA特典航空券が取れない理由(国内線)の原因と対策方法について、そして、マイルを貯めている界隈で人気沸騰中のユナイデット(UA)マイルについて書きました。
今までANAマイルが使えずストレスが溜まっている人は、ユナイテッド航空のマイルを貯めることをおすすめします。
ANAマイルを貯めることを卒業して、ユナイテッド航空のマイルを貯めたい人は下記の記事を必ず読んでください。